涼宮ハルヒの分裂 |
「キョン」というあだ名を考えついたのはキョンの叔母の一人で、高校1年生の年の何年か前に本名をもじって呼び、面白がった妹がキョンの友人たちに吹聴して広めた (「涼宮ハルヒの憂鬱」27ページ)。
→叔母が考案し妹が広めたということであれば、「キョン」というあだ名は (少なくとも主として) キョンのFirst Nameに由来するものであり、苗字に由来するものではないと考えられます。苗字に由来するのであれば、妹にも「キョン」というあだ名が該当することになり、本人は面白くなく、従って他人に広めるということはないでしょう。
中学3年生の時には「キョン」というあだ名は広く友人たちに使われていた (「涼宮ハルヒの分裂」83ページで佐々木が質問している)。
→キョンが中学生以前の時につけられたあだ名であるので、キョンが高校1年生になった年が原作第1巻発表年の2003年頃であれば、2000年前後につけられたものと考えられます。叔母 (父の妹か母の妹かは不明。親の姉なら伯母になります) の年齢が2000年前後で30〜40歳位と考えると、1960〜1970年頃の生まれということになります。その年代の人が思いつく「キョン」とは?…私には八丈島のキョン (がきデカ)、キョンシー (中国のゾンビ殭屍)、キョンキョン (小泉今日子)、深キョン ( 深田恭子) くらいしか思いつきませんでした。
本名の読み方からは「キョン」というあだ名は連想できない (「分裂」83ページの佐々木の言葉「それがキョンになるのか?」)。
→本名の読みは「キョウ」や「キヨ」など、「キョン」に似た音を持たないということになります。ですから、「清 (きよし)」とか「恭一 (きょういち)」という名前は該当しません (読みが異なればこれらの漢字も使用できます)。
本名の文字からは「キョン」というあだ名が連想できる。佐々木はキョンの本名の漢字表記を言い当てた (「分裂」83-84ページ)。
→漢字の別読みか構成部分か意味から「キョン」が連想できるということでしょうか。「漢字」で表記する名前のようですので、ひらがなやカタカナ、アルファベットやハングル文字などは該当しないことが明らかになりました。もちろんキョンが「笹の葉ラプソディ」の作中で使っている偽名「ジョン・スミス」は本名ではありません。本名なら、入学式の日にハルヒに3年前に出会っていたことがばれ、その後の展開がめちゃくちゃになります。
キョンの本名はどことなく高貴で壮大なイメージを思わせる (「分裂」84ページ)。
→ありふれた名前ではなさそうです。ただし「どことなく…思わせる」と佐々木が語っていることから、誰もが知っているような有名な「高貴な名前」ではないのでしょう。
キョンの本名の由来について、キョンは昔父親に尋ね、その内容を聞いた佐々木も感心している (「分裂」84ページ)。
→由緒ある名前だが、説明を聞かないと、頭がいい中学生の佐々木にも思いつきにくい由緒のようです。やはりありふれた名前ではないことを示唆しています。
キョン自身は「キョン」というあだ名を好んではいない (「分裂」84ページ)。しかし明らかに拒絶するということもしていない。本名はあだ名よりいくらかマシという程度 (「憂鬱」39ページ)。
→本名に対しても少しは引け目があるのかもしれません (名前負けしているとか)。
みくるも早くからキョンのことをあだ名で呼んでいる (「憂鬱」92ページ)。
→みくるなら親しくなっても本名 (苗字または下の名前) に「くん」をつけて呼びそうな気がします。本人が好まないあだ名で呼ぶようなことはむしろ避けるでしょう。それなのに早々にあだ名で呼ぶようになったのは、本名が言いにくい (発音しにくい?) からでしょうか。
amazon.co.jp DVD涼宮ハルヒの憂鬱 I より。左下で立っているのが谷口、 その前がハルヒ、その前で振り向いているのがキョン。 |
高校入学時のクラスの席順は、出席番号順で男女交互に並び、ハルヒの直前だった (「憂鬱」10ページ)。TVアニメでは谷口の2つ前だった。
→アニメを根拠としてよいのかどうかわかりませんが、最初は出席番号順、すなわち苗字の読みの五十音順で席が決められたとすれば、「たにぐち」より少し前に該当する苗字ということになります。五十音順で並べて男女が完璧に交互になるということはまずあり得ませんので、男女を別々に五十音順で並べ、男子の間に機械的に女子を挟んだことになります。従って、苗字の読みは「すずみや」より前である必要はありません。
オフィシャルファンブック「涼宮ハルヒの公式」によるとアニメにおけるキョンのクラスの学生名簿の設定は下表の通りです (原作の「憂鬱」10ページによれば、出席番号順に男女交互で並んでいて、左端の列から自己紹介を始めたことになっていますが、アニメでは席順が15番目の谷口が右端から3列目の一番後に席があるので、右端の列から席が並んでいます。自己紹介も当然出席番号に応じた席順で行うと思いますので、先生からみて左端と解釈したのでしょうか?)。
表1.キョンのクラスの学生名簿
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みくるも早くからキョンのことをあだ名で呼んでいる (「憂鬱」92ページ)。
→上に書いたのと同じことですが、みくるなら親しくなっても本名 (苗字または下の名前) に「くん」をつけて呼びそうな気がします。それなのに早々にあだ名で呼ぶようになったのは、苗字も言いにくい (発音しにくい?) からではないでしょうか。少なくとも「田中」のような、平易な苗字ではないように思われます。
漢字の読みがわかりづらい難読苗字というのがあり、その代表として「小鳥遊 (たかなし)」というのが有名です。PCゲーム「処女はお姉さまに恋してる」や「ツンデレでヤンデレな幼馴染・小鳥遊双葉さんとHなことをするゲーム」にもそういう苗字の登場人物がいます。しかし「小鳥遊」をどう読むかわかりにくいとしても、読みの「たかなし」は発音しにくい訳ではないので、キョンの苗字が仮に「小鳥遊」であれば、みくるは普通に「たかなしクン」と呼ぶでしょう。
従って、読みがわからない苗字ではなく、言いづらい苗字であるという推測が妥当なように思われます。例えば「有栖川宮 (ありすがわのみや)」とか「高円宮 (たかまどのみや)」とか「右代宮 (うしろみや)」とか、読みが長い名前はいちいち呼ぶのが大変でしょう (前二者は皇室関係ですからもちろんキョンには該当しません。そこまでキョンの血筋が良いとは思えません)。これらのような長い苗字を (アリスくんというように) 短縮して呼ぶ方法もありますが、それよりは皆が使っている「キョン」というあだ名の使用をみくるが選択したと考えて矛盾はなさそうです。
表2.言いにくそうな苗字の例 (さかく〜たな) (独断と偏見です。すみません)
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comic JUN (E) 創刊号 ALLAN創刊号 (月刊OUT の増刊号として刊行) |
CLANNAD AFTER STORY:3月まで見ていたゲーム原作のTVアニメ「CLANNAD (クラナド)」の続きです。大阪では1週間遅れで今週から放映が始まります。安定した作品内容が期待できるので、安心して見れます。
(12/31追記) 放映継続中。録画したビデオが見ないままたまっています。いつか一気に見る予定です。
(2009/06/09追記) 全話視聴。さんざん泣かされた後でハッピーエンドになってよかったです。しかし私の流した涙は何だったんだ?…それにしても風子はいいですね。汐とともに心を和ませてくれます。それに杏ルートも視てみたいです。DVD最終巻にTV未放送話「もうひとつの世界 杏編」が収録されるそうで、今から楽しみです。
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1: 芽衣 |
2: 美佐枝 |
3: 有紀寧 |
4: 公子 |
5: 杉坂、 仁科りえ |
6: 渚 |
7: 汐 |
8: 汐と渚 (杏編収録) |
とらドラ!:ラノベ原作のラブコメディーで、コミックスも出ています。見た目はヤンキーだが実は家庭的な竜児と、小柄で可愛いらしいが凶暴な「手乗りタイガー」こと大河の奇妙な関係が描かれ、第1話を視た限りでは面白そうです。原作は電撃文庫でまもなく第9巻が出ます。
(12/31追記) 放映継続中。王道のラブコメですね。時々崩れる大河の顔が可愛い♥
(2009/03/26追記) 放映終了。最後の2話は急展開でした。最終回の大河の制服が可愛かった♥ (DVD第8巻のジャケットを参照♥) 原作の方も最終巻が出ました。
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1 竜児と大河 |
2 実乃梨と大河 |
3 大河と北村 |
4 亜美と大河 |
5 実乃梨と大河 |
6 大河と北村 |
7 亜美と大河 |
8 竜児と大河 |
かんなぎ:コミック原作で、REX COMICSから第5巻まで出ています。"ケガレ" を素手でつかめる仁と、少女の姿で現れたご神木 (神様?) のナギのラブコメディー?のようです。神様にしては可愛いすぎます。これからどう展開していくか様子見です。
(12/31追記) 全13話で第1期終了。当初の "ケガレ" を祓うという話はどこへやら、いつのまにかナギはただの変な女子高生になってしまって面白くなりました。個人的には「私服姿がOLにしか見えない」貴子部長が大好きです。ナギの「どっこい大豆 (もといハロー大豆) の歌」の堂々たる歌い方には心を打たれました♥
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とある魔術の禁書目録 (インデックス):ラノベ原作で、超能力のカリキュラムがある近未来の学園都市を舞台にした作品です (コミックスも出ています)。超能力はないけどなぜか異能の力 (超能力や魔術、ついでに神のご加護) を打ち消す能力を右手に有する当麻と、10万3000冊の魔道書を持つという謎の少女 "インデックス" が出会い、ふたりの周りで何やら超能力者や魔術師が騒動を起こすというストーリーのようです。シリアスな展開でしょうか?原作は電撃文庫から第16巻+αまで出ています。これも様子見。
(12/31追記) 放映継続中。異能の力を打ち消す能力のことをイマジンブレイカーと呼ぶそうです。錬金術師の話はよくわからないところがありましたが、今放映途中のアクセラレータの話は面白いと思います。インデックスや姫神や御坂よりも小萌先生に萌え♥
(2009/03/26追記) 放映終了。最後の数回は中短編のお話でした。10万3000冊の魔道書を持つインデックスは錬金術師の話以降あまり活躍せず、ただの居候と化していましたが、最後にちょっとだけそれらしいところを見せていました。キャラ的にはツンデレな御坂の方がおいしい役どころだったのでは。そのせいか、外伝「とある科学の超電磁砲 (レールガン)」が10月からアニメ化されるそうです♥ (2009/10/01の雑記で紹介します)。
(2013/05/30追記) 2010年のTVアニメ「とある魔術の禁書目録II」は2010/10/17の雑記で、2013年に公開された「劇場版 とある魔術の禁書目録―エンデュミオンの奇蹟―」とTVアニメ第4期「とある科学の超電磁砲S」については2013/05/30の雑記で紹介します。
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1: インデックス &上条当麻 [Blu-ray] |
2: ステイル &神裂火織 [Blu-ray] |
3: 姫神秋沙 [Blu-ray] |
4: 御坂美琴 &シスターズ [Blu-ray] |
5: アクセラ レータ [Blu-ray] |
6: 土御門元春 &ミーシャ [Blu-ray] |
7: ラストオーダー &アクセラレータ [Blu-ray] |
8: 当麻&インデッ クス&風斬氷華 [Blu-ray] |
ヒャッコ:「Yahoo!コミック」内の無料マガジン「FlexComix ブラッド」に連載されているコミックが原作です。破天荒な虎子を始めとする高校生たちの日常を描いた物語で、とにかく変な女子生徒が多くて、絵柄よりもハチャメチャなストーリーで楽しませる作品です。原作はFlex Comixから第4巻までが出ています。
(2009/01/04追記) 全13話で終了。きりのいい終わり方でしたが、第2期制作を希望します。原作コミックスは4巻まで買いました。
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