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2008/12/17 パソコンのメンテ
 しばらく雑記の間隔があきましたが、その間個人的にはいろいろなことが起こりました。その中で当サイトの運営に関係したのは、Windowsパソコンの故障でした。

 昔の雑記に書きましたが、私は基本的にはMac使いで、仕事や当サイトのHTMLの作成には主にMacを使っています。しかしPC美少女ゲームやその主題歌等の管理 (iTuneの使用) はWindows XPのパソコンを使っていましたので、PC美少女ゲームProjectのサイトの運営には不可欠です (Mac向けのPCゲームは種類がわずかしかありません)。

 故障の前兆は11月の下旬頃にファイルを外付けハードディスクにコピーしている際に起こりました。USBケーブルに手が当たって動いたせいか、突然「遅延データ書込みに失敗しました。」というエラーメッセージが表示されました。その際はあまり気にしなかったのですが、11月30日の夕方頃にiTuneのデータを外付けハードディスクにバックアップしていたところ、「遅延データ書込みに失敗しました。」というエラーメッセージが頻発し、バックアップが終了した後でとうとうフリーズしてしまいました。やむなく強制的にパソコンを再起動したら、Cドライブがおなくなりになっていました。

 その後、数日かけてPCのシステムリカバリ用のディスクでリストアし、パソコンを起動させることができるようになりました。Cドライブのアプリケーションはほとんど失われましたが、幸いなことに内蔵のDドライブは無事で、個人的なデータを救出することには成功しました (Cドライブは数年前の出荷時の状態に戻り、Service Pack 2あたりからアップデートし直さなくてはならず、とりあえず使えるようになるまで時間がかかりました)。

 インターネットで検索したところ、「遅延データ書込みに失敗しました。」というエラーメッセージは、ファイルのコピー中にケーブルの異常やハードディスクの故障が生じた場合に起こるもので、コピーデータをキャッシュに一時的にためて、見かけ上のコピー終了後に実際のコピーを行うというPCのバックグラウンドでの作業が失敗したことを意味します。後で調べたらiTuneに登録してある音楽ファイルが10個ほど行方不明になっていましたが、このエラーが原因だったのでしょうか? (ファイルは別のハードディスクにもバックアップしていたので、後日復旧できました)

 iTuneのデータのバックアップ時はケーブルはきちんと挿していたので、おそらくハードディスクに問題があったのではないかと思います。実は1年前 (PCゲーム「遥かに仰ぎ、麗しの」をしていた頃) にもやはりPCが立ち上がらなくなったことがあり、その際はWindowsの自動修復機能でハードディスクの不良セクタを使用不可にして間もなく復旧しました。しかしその後は電源を入れた際に「SMART Failure ... Press F1 to Continue」という表示が出るようになって、ファンクションキーF1を押さないとPCが立ち上がらなくなりました。ちなみにSMARTというのはハードディスクの故障予測をする自己診断機能規格で、その自己診断でエラーが出ているということはハードディスクの寿命があとわずかということを意味するようです。しかしF1キーを押せば普通に使えるので、特に修理にも出さずそのまま愛用していました。

 「遅延データ書込みに失敗しました。」というエラーの原因がハードディスク自体にある場合は、PCで「マイ コンピューター」を開き、Cドライブを右クリックして「プロパティ」を開き、「ツール」の「エラーチェック」で「不良セクタをスキャンし、回復する」を行ってメンテナンスすれば、ある程度予防できるようです。私はPCが潰れるまでそのような機能があることを知りませんでした。しかしそれまでPCをまったくメンテしてこなかったかというとそうではなく、実はノートン・システムワークスのNorton Disk Doctorなどを使ってけっこうこまめにメンテしていました。しかしこれが効果があるのかないのかよく分かりません。今回のクラッシュには予防効果はありませんでしたし、1年前の異常も、再起動を試みているうちにWindowsが勝手に直してくれたみたいで、システムワークスは役に立ちませんでした。

 Macでも似たような故障がありました。MacはOS 8やOS 9の時代はファイルシステムの異常が多く、フリーズしやすかったので、ノートン・システムワークスやコンフリクト・キャッチャーなどを愛用してメンテしていました。ハードディスクに不良セクタが生じた時は、ノートンがそのセクタを使用不可にして対処してくれました。Mac OSXになって間もなく、ノートンはMac市場から撤退したので、やむなくTechTool Pro 4というメンテナンスソフトに乗り換えざるを得ませんでした。ところがこのTechToolは、ノートンが検出するファイルシステムの問題点をまったく検出せず、何度検査しても「成功」の表示しか出しません。ノートンがMac OSXから撤退したので、ノートン自体がMac OSXに対応していないのかなと思っていましたが、Mac OSX付属のディスクユーティリティのFirst Aidでもエラー表示が出ます。ハードディスクの不良セクタは、TechToolは検出しますが、その場合は「メーカーに相談してください」という表示しか出ず、どうにも役に立たないようでした。結局ファイルシステムの異常は、ノートンのMac対応の最終版でも修理することができず、Mac OSX付属のディスクユーティリティのFirst Aidで直すことができました。WindowsもMacも、結局一番頼りになるのはOS自身なのでしょうか?


2008/10/11 キョンの本名の候補 [論文PDFファイル]

涼宮ハルヒの分裂
 ラノベの「涼宮ハルヒ」シリーズの新刊がなかなか出ませんね。そこで暇つぶしにキョンの本名について想像してみました。「キョン」という名は周知の通りあだ名で、本名は原作内でも明かされていません (作者も決めてはいないらしい)。現時点での最新巻である「涼宮ハルヒの分裂」にキョンの本名についての重要な情報があるので、それをもとに本名がどのようなものか、考案してみたいと思います。

1)下の名前 (First Name) について
  1. 「キョン」というあだ名を考えついたのはキョンの叔母の一人で、高校1年生の年の何年か前に本名をもじって呼び、面白がった妹がキョンの友人たちに吹聴して広めた (「涼宮ハルヒの憂鬱」27ページ)。

    →叔母が考案し妹が広めたということであれば、「キョン」というあだ名は (少なくとも主として) キョンのFirst Nameに由来するものであり、苗字に由来するものではないと考えられます。苗字に由来するのであれば、妹にも「キョン」というあだ名が該当することになり、本人は面白くなく、従って他人に広めるということはないでしょう。

  2. 中学3年生の時には「キョン」というあだ名は広く友人たちに使われていた (「涼宮ハルヒの分裂」83ページで佐々木が質問している)。

    →キョンが中学生以前の時につけられたあだ名であるので、キョンが高校1年生になった年が原作第1巻発表年の2003年頃であれば、2000年前後につけられたものと考えられます。叔母 (父の妹か母の妹かは不明。親の姉なら伯母になります) の年齢が2000年前後で30〜40歳位と考えると、1960〜1970年頃の生まれということになります。その年代の人が思いつく「キョン」とは?…私には八丈島のキョン (がきデカ)、キョンシー (中国のゾンビ殭屍)、キョンキョン (小泉今日子)、深キョン ( 深田恭子) くらいしか思いつきませんでした。

  3. 本名の読み方からは「キョン」というあだ名は連想できない (「分裂」83ページの佐々木の言葉「それがキョンになるのか?」)。

    →本名の読みは「キョウ」や「キヨ」など、「キョン」に似た音を持たないということになります。ですから、「清 (きよし)」とか「恭一 (きょういち)」という名前は該当しません (読みが異なればこれらの漢字も使用できます)。

  4. 本名の文字からは「キョン」というあだ名が連想できる。佐々木はキョンの本名の漢字表記を言い当てた (「分裂」83-84ページ)。

    →漢字の別読みか構成部分か意味から「キョン」が連想できるということでしょうか。「漢字」で表記する名前のようですので、ひらがなやカタカナ、アルファベットやハングル文字などは該当しないことが明らかになりました。もちろんキョンが「笹の葉ラプソディ」の作中で使っている偽名「ジョン・スミス」は本名ではありません。本名なら、入学式の日にハルヒに3年前に出会っていたことがばれ、その後の展開がめちゃくちゃになります。

  5. キョンの本名はどことなく高貴で壮大なイメージを思わせる (「分裂」84ページ)。

    →ありふれた名前ではなさそうです。ただし「どことなく…思わせる」と佐々木が語っていることから、誰もが知っているような有名な「高貴な名前」ではないのでしょう。

  6. キョンの本名の由来について、キョンは昔父親に尋ね、その内容を聞いた佐々木も感心している (「分裂」84ページ)。

    →由緒ある名前だが、説明を聞かないと、頭がいい中学生の佐々木にも思いつきにくい由緒のようです。やはりありふれた名前ではないことを示唆しています。

  7. キョン自身は「キョン」というあだ名を好んではいない (「分裂」84ページ)。しかし明らかに拒絶するということもしていない。本名はあだ名よりいくらかマシという程度 (「憂鬱」39ページ)。

    →本名に対しても少しは引け目があるのかもしれません (名前負けしているとか)。

  8. みくるも早くからキョンのことをあだ名で呼んでいる (「憂鬱」92ページ)。

    →みくるなら親しくなっても本名 (苗字または下の名前) に「くん」をつけて呼びそうな気がします。本人が好まないあだ名で呼ぶようなことはむしろ避けるでしょう。それなのに早々にあだ名で呼ぶようになったのは、本名が言いにくい (発音しにくい?) からでしょうか。

 以上をまとめると、キョンの下の名前 (First Name) は、本人がやや気後れするほどの壮大なイメージのある由緒ある名前であるとともに、「キヨ」や「キョウ」という読みを含まない、やや呼びにくい (発音しにくい?) 名前ということになります。…例えば「戦人 (ばとら)」のように呼ぶのが気恥ずかしい名前とか。

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DVD涼宮ハルヒの憂鬱 I より。左下で立っているのが谷口、
その前がハルヒ、その前で振り向いているのがキョン。
2)苗字 (Family Name) について
  1. 高校入学時のクラスの席順は、出席番号順で男女交互に並び、ハルヒの直前だった (「憂鬱」10ページ)。TVアニメでは谷口の2つ前だった。

    →アニメを根拠としてよいのかどうかわかりませんが、最初は出席番号順、すなわち苗字の読みの五十音順で席が決められたとすれば、「たにぐち」より少し前に該当する苗字ということになります。五十音順で並べて男女が完璧に交互になるということはまずあり得ませんので、男女を別々に五十音順で並べ、男子の間に機械的に女子を挟んだことになります。従って、苗字の読みは「すずみや」より前である必要はありません。

     オフィシャルファンブック「涼宮ハルヒの公式」によるとアニメにおけるキョンのクラスの学生名簿の設定は下表の通りです (原作の「憂鬱」10ページによれば、出席番号順に男女交互で並んでいて、左端の列から自己紹介を始めたことになっていますが、アニメでは席順が15番目の谷口が右端から3列目の一番後に席があるので、右端の列から席が並んでいます。自己紹介も当然出席番号に応じた席順で行うと思いますので、先生からみて左端と解釈したのでしょうか?)。

    表1.キョンのクラスの学生名簿

    男女混合で五十音順で並んだ場合
    朝倉
    荒川
    植松
    大野木
    垣ノ内
    国木田
    剣持
    後藤
    佐伯

    阪中
    鈴木
    涼宮
    瀬能
    高遠
    谷口
    手島
    豊原
    中嶋
    成崎
    西嶋
    花瀬
    葉山
    日向
    松代
    柳本
    山根
    由良
    吉崎
    (あさくら
    (あらかわ
    (うえまつ
    (おおのぎ
    (かきのうち
    (くにきだ
    (けんもち
    (ごとう
    (さえき
    (さかき
    (さかなか
    (すずき
    (すずみや
    (せのう
    (たかとお
    (たにぐち
    (てじま
    (とよはら
    (なかじま
    (なるさき
    (にしじま
    (はなせ
    (はやま
    (ひゅうが
    (まつしろ
    (やなもと
    (やまね
    (ゆら
    (よしざき
    女)
    男)
    男)
    女)
    男)
    男)
    女)
    男)
    女)
    男)
    女)┐
    女)│この間の
    女)│どこかに
    女)│キョン
    女)┘
    男)
    男)
    男)
    男)
    女)
    女)
    男)
    女)
    女)
    男)
    女)
    男)
    女)
    男)
    男子五十音順女子五十音順
    荒川(あらかわ)
    植松(うえまつ)
    垣ノ内(かきのうち)
    国木田(くにきだ)
    後藤(ごとう)
    (さかき)
    [キョン]
    谷口(たにぐち)
    手島(てじま)
    豊原(とよはら)
    中嶋(なかじま)
    花瀬(はなせ)
    松代(まつしろ)
    山根(やまね)
    吉崎(よしざき)
    朝倉(あさくら)
    大野木(おおのぎ)
    剣持(けんもち)
    佐伯(さえき)
    阪中(さかなか)
    鈴木(すずき)
    涼宮(すずみや)
    瀬能(せのう)
    高遠(たかとお)
    成崎(なるさき)
    西嶋(にしじま)
    葉山(はやま)
    日向(ひゅうが)
    柳本(やなもと)
    由良(ゆら)
    入学時の席の位置
    教壇
    日向
    山根
    柳本
    吉崎
    由良
    中嶋
    西嶋
    花瀬
    葉山
    松代
    瀬能
    手島
    高遠
    豊原
    成崎

    鈴木
    キョン
    涼宮
    谷口
    剣持
    国木田
    佐伯
    後藤
    阪中
    荒川
    朝倉
    植松
    大野木
    垣ノ内

     この名簿に基づけば、キョンの苗字は五十音順で「さかき」より後、「たにぐち」より前ということになります。

  2. みくるも早くからキョンのことをあだ名で呼んでいる (「憂鬱」92ページ)。

    →上に書いたのと同じことですが、みくるなら親しくなっても本名 (苗字または下の名前) に「くん」をつけて呼びそうな気がします。それなのに早々にあだ名で呼ぶようになったのは、苗字も言いにくい (発音しにくい?) からではないでしょうか。少なくとも「田中」のような、平易な苗字ではないように思われます。

     漢字の読みがわかりづらい難読苗字というのがあり、その代表として「小鳥遊 (たかなし)」というのが有名です。PCゲーム「処女はお姉さまに恋してる」や「ツンデレでヤンデレな幼馴染・小鳥遊双葉さんとHなことをするゲーム」にもそういう苗字の登場人物がいます。しかし「小鳥遊」をどう読むかわかりにくいとしても、読みの「たかなし」は発音しにくい訳ではないので、キョンの苗字が仮に「小鳥遊」であれば、みくるは普通に「たかなしクン」と呼ぶでしょう。

     従って、読みがわからない苗字ではなく、言いづらい苗字であるという推測が妥当なように思われます。例えば「有栖川宮 (ありすがわのみや)」とか「高円宮 (たかまどのみや)」とか「右代宮 (うしろみや)」とか、読みが長い名前はいちいち呼ぶのが大変でしょう (前二者は皇室関係ですからもちろんキョンには該当しません。そこまでキョンの血筋が良いとは思えません)。これらのような長い苗字を (アリスくんというように) 短縮して呼ぶ方法もありますが、それよりは皆が使っている「キョン」というあだ名の使用をみくるが選択したと考えて矛盾はなさそうです。

 以上をまとめると、キョンの苗字 (Family Name) は、五十音順で「タニグチ」より少し前の、やや言いにくい (発音しにくい?) 苗字ではないかと考えられます。そのため友人たちも、本名ではなく発音しやすい「キョン」というあだ名を好んで使うのではないでしょうか?

 参考までに最初の読みが「さかく」から「たな」までの言いにくそうな苗字をリストアップしてみると…

表2.言いにくそうな苗字の例 (さかく〜たな) (独断と偏見です。すみません)

サカグタ
サカナクラ
サカネト
ザカビ
サガミズシ
サカワガワ
サキサコ
ザキミ
サキムカイ
サクサ
サクラサコ
ザコウジ
サコバヤシ
サコブン
サコンジュウ
サシガクボ
サソザキ
サソリ
サダガサキ
サダカリ
サツウ
サツパ
サテ
サトア
サトイウ
サドトモ
サトフカ
サハク
サハコ
サベットウ
サミズ
サムラカミ
サユウダ
サユダ
サラカイ
サラダ
サララ
サリウ
サワカワ
サワタイシ
サワツバシ
サンコダ
サンシエス
サンビヤクガリ
ジアンゲ
シイイ
シイク
シイタダ
ジウウジョウ
シウエサト
シウドウ
ジェシカ
シオウデン
シオク
シオニュウ
ジガク
シカバヤシ
シグイハラ
シクボウ
シクワ
シゲシロ
シゲヨウ
シゲロ
シゴカ
シコロヤマ
坂口
肴倉
坂本
座嘉比
小室
酒匂川
崎迫,嵜迫
座喜味
崎向
佐草
桜迫
座光寺
浴林
迫分
左近允,左近充
差ケ久保
哘崎
佐曽利
三段崎
貞苅
佐通
颯波
左手
佐藤
斉藤,齋藤
佐渡友
里深
佐伯
佐波古
佐別当
三水
村上
左右田
左右田
皿海
皿田
皿良
佐宗
沢川
沢田石
沢津橋
三小田
坂本
三百苅
寺庵下
椎井
推久
後田多
重城
後上里
首藤
知花
四王天
志奥
塩生
自覺
鹿林
鴫原
宿坊
宿輪
重白
執行
茂呂
新後閑
錣山
ジザイマル
シシャ
シジュウク
シジュウボウ
シシワ
シタハク
シチク
シチジ
シチリ
シットウ
シヅリ
ジトウソノ
シトキシ
シトトミ
シノヘ
シハク
ジフリ
シボウタ
シホウテン
シホヤ
シマズイ
シマタイ
シマメグリ
シミズガシラ
シミズガミ
シミズメ
シミニイハラ
シメ
シメカケ
シモウセ
シモエノオ
シモグチヤ
シモコウリヤマ
シモコゾノ
シモサカイダ
シモヂイチ
シモツマガリ
シモトク
シモトソ
シモトマイ
シモニシノソノ
シモヌリ
シモヒゴシ
シモマヤマ
シモヤカワ
シモヨッカイチ
シモリク
シモンミョウ
ジャジマ
ジャネツト
ジュアサ
ジュウゾウジ
ジュウニチヨウ
シュウリュウ
シュキラ
ジュニオル
ジュフク
シュメ
シュワリ
ショウイリキ
ジョウウンテン
ショウカンソウ
ショウコンジ
ショウブン
ショウブンコ
自在丸
熊取谷
四十九
四十坊
時々輪
志多伯,志夛伯
紫竹
七字
七里,七理
出頭
志津利
地頭薗
四戸岸
志土富
四戸
志伯
自振
柴生田
四方天
志甫谷
島居
島袋
島巡,島廻,嶋廻
清水顕,清水頭
清水上
清水目
下新原
七五三
七五三掛
下鵜瀬
下酔尾
下口谷
下郡山
下小薗
下境田
下知市
下津曲
下徳
下唐湊
下斗米
下西ノ園
下温湯
下吹越
下間山
下八川
下四日市
下陸
下名
麝嶋
丹羽
寿浅
十蔵寺
十二町
紫虹流
下村
岩田
寿福
主馬
種昂
正入木
上運天
将監荘
正根寺
正分
勝文子
ショウマツモト
ジョオン
ジョルジ
シラスカ
シラニ
シリナシハマ
シルビア
シルビオ
ジロウジマ
シロウズ
シロウゾノ
シロマヤギ
シンウシゴメ
シングウリヨウ
シンゾウブチ
シンハ
シンバル
ズイアン
スイガラ
スエリ
スガサハラ
スガムタ
スギババ
スギハライ
ズケラン
スズメガノ
スナガレ
スミス
スミヨシャ
セイシュウヤ
セザイマル
セシュヤマ
セチバル
セリア
セリウ
セリキヤク
セルジオ
セルヒオ
セルヒヨ
ゼンカイムスメ
センダイヤ
センタヤマ
センチ
センネンバラ
センボギ
ゼンモサ
ゼンモサク

ソイ
ソウケタニ
ソウゴヤ
ソウジョウブン
ソウズヤマ
ソウノダイ
ソウバル
ソエ
ゾク
ソケン
ソテツモト
ソトカワウチ
ソフク
ソヤバル
ソレニア
ダイアナ
ダイアン
正松本
上村
武藤
白須賀
白仁
尻無浜
菊地
千代田
次郎嶋
白水
四郎園
城間屋宜
新牛込
新宮領
新蔵渕
榛葉
新原
隋安
末柄
三分一
菅佐原
須ケ弁田
杉馬場
杉原井
瑞慶覧
雀ケ野
砂流
寿美洲
住吉屋
勢州谷
瀬在丸
世取山
世知原
堀之内
芹生
勢理客
隅田,広瀬,米谷
宮城
入野田
全快娘
仙台谷
仙田山
泉地
千年原
千保木
善茂砂
善茂作


宗家谷
相合谷
惣上分
寒水山
相野台
草原


祖堅
蘇鉄本
外川内
曽福
曽谷原
当間
川島
大安
ダイオウマル
ダイオク
ダイカイジ
ダイカク
ダイガク
ダイカツマル
ダイガンマル
ダイキョウジ
ダイキョク
ダイク
ダイクソノ
ダイクハラ
ダイクロ
ダイコウジ
ダイコク
ダイゴク
ダイコクヤ
ダイドウグチ
ダイトク
ダイトクヤ
タイノソン
ダイマン
タイムラ
タイラカワ
タイラク
タイラコ
タイラブネ
ダイロク
タウ
タカエガラ
タカエス
タカオク
タカクサキ
タカジツコ
タカシハシ
タカススキ
タカダイシ
タカトク
タカミズマ
タカムク
タカラヤシキ
タガリコ
タキオク
タキギク
タキドウウチ
タク
ダクジアク
タクロ
タケカメヤ
タケシヨウジ
タゴク
タコラ
タコリ
タタキグチ
タタノウ
タタミ
タタミサシ
タタミダニ
タチバタケ
タチバナキ
タチバナゾノ
タツヅキ
タツトウ
タツノクチ
タテガサワ
タナカダテ
大王丸
大屋
大海寺
大角
大学
大勝丸
大鴈丸
大京寺
大極
大久,大工
大工園
大工原
大黒
大光寺
大黒
大極
大黒谷
大道口
大徳
大徳屋
台之尊
大萬
田井村
平川
平久,泰楽,太楽
平子
平船
大六,大録

高江柄
高江洲
高奥
高草木
高実子
高橋
高薄
高田石
高徳
高三潴
高椋,高向
宝屋敷
田苅子
滝奥
瀧聞
滝童内
多久,宅,卓
大工廻
田畔
竹亀谷
竹小路
田極
田古良
田古里
滝口
多々納
多々見,多々美
畳指
畳谷
立畠
橘木
橘薗
田続
立唐
龍口
舘ヶ沢
田中舘
(「名字博士」で公開されている5万種の苗字から抽出しました)

3)妹の名前について

 キョンの妹も本名が出てきません。ハルヒやみくるには「妹ちゃん (さん)」と呼ばれていました。この事実は、キョンの妹も発音しにくい凝った名前がつけられていたことを示唆します。キョンの父がそういう名前をつけたがる性分だったのでしょうか。

4)キョンの名前の候補

 以上の情報と考察をもとに、キョンの唯一の本名を言い当てることは至難です。正解も用意されていませんから、あっているかどうかも確認できません。ですから気楽な言葉ゲームとしてキョンの名前の候補を考えてみました。

 もちろん、キョンの本名が「右代宮戦人 (うしろみやばとら)」かもしれないというのは冗談です。そうだとしたら妹の名前は「縁寿 (えんじぇ)」になってしまいます。かつてアニメオタクだった叔母さんが戦人 (ばとら) のことをコンバトラーV」と呼び、「コン」が訛って「キョン」になった、あるいはキョンの字が下手で、「戦人」の「単」が「キ」に、「戈」が「オ」に、「人」が「ん」に見えて、「キオん」から「キョン」というあだ名ができた…という苦しい説明をしなければなりません。もう少し真面目に考えると…


(候補1)

comic JUN (E) 創刊号


ALLAN創刊号 (月刊OUT
の増刊号として刊行)
 キョンの名前:田井村 樹音 (たいむら じゅね)、妹の名前:田井村 亞蘭 (たいむら あらん)。

(説明)
 父親は、平家物語の冒頭「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす」から採った名前 (沙羅双樹→樹、鐘の声→音) で、荒々しい強者もゆくゆくは滅びてしまうので、無理に栄華を求めず、心安らかに生きてほしいという願いを込めたと説明した。本当は母親が若い頃に読んでいた世界初のBL系コミック誌「comic JUNE (ジュネ)」(サン出版) から採った (創刊は1978年10月号で、1号と2号は「comic JUN」という誌名だった)。

 叔母 (母親の妹で、姉の影響を受けていた) は当然それを知っていて、「ジュネ」という名を呼ぶのに抵抗を感じたので、「樹・音」の「き・おん」という別の読みから「キョン (キォン)」と呼ぶようになった。佐々木は「comic JUNE」のことを知らなかったので、素直に感心した。

 妹の名の亞蘭は、同じくBL系コミック誌で、1980年10月に創刊した「ALLAN」(みのり書房) という雑誌名から採った。アランは男名に聞こえるので、ハルヒたちは遠慮して妹の名前を呼ばなかった。

 「たいむら」も「じゅね」も発音しにくいし、特に「タイムラ」はみくるに時間移動を意識させるので、禁則による制限で言えなかった。


(候補2)
 キョンの名前:多々美 八丈 (たたみ はちじょう)、妹の名前:多々美 三城 (たたみ みき)。

(説明)
 八丈とは平安時代から朝廷に献上されていた絹織物のこと (一疋の長さが八丈、約24メートルだったから。八丈島は黄色の絹織物「黄八丈」で有名になったことからついた島名) で高貴な印象がある。父親は、絹織物のようにしなやかで腰の強い人物になってほしいとの思いから命名したと説明した。銀河万丈 (声優) や波瀾万丈を連想させるので壮大な印象を受ける。本当は苗字が「たたみ (畳)」なので八畳間を連想してつけた。

 妹の名は三畳から。父親の名は多々美 譲二 (←二畳)、祖父の名は多々美 方丈 (←四畳半)、母の名は多々美 ゆかり (←畳縁)、叔母の名は多々美 加絵 (←畳替え) だろう。

 キョンのあだ名は当然「八丈島のキョン」から連想してつけられた。本名はどうしても「畳八畳」を連想させるので、親しい友人達は気を遣って (あるいは笑ってしまうので?) 本名を避けてあだ名で呼んでいた。


(候補3)
 キョンの名前:谷川 惣 (たにがわ そう)、妹の名前:谷川 渓 (たにがわ けい)。

(説明)
 「惣」とは鎌倉時代後期に生じた村落「惣村」のことを指すが、本来は「総」と同じで「すべて」という意味があり、父親は人格が偏ることのない総合的に立派な人間になるという意味だと説明した (壮大で高貴というのは佐々木の勝手な好印象)。

 キョンが小学生の頃に自分の名を漢字で書いて叔母に見せたところ、字が下手だったため「惣」を構成する「牛」が「キ」に、「勿」が「ヨ」に、「心」が「ん」に見え、「これじゃあ惣でなくキョんだ」とからかわれた。それ以来その叔母は「キョンくん」と呼ぶようになった。

 苗字の「谷川」は発音しにくい訳ではないが、作者「谷川 流」と同じ (主人公は作者の分身であるため、苗字も同じ) なので、あえて作中で呼ばせなかった。ちなみに「惣」も妹の名前の「渓」も後に「流」という字をつけると熟語、「惣流 (アスカの苗字!?)」と「渓流」になる。「渓」にはもともと谷川という意味がある。キョンと妹の兄妹喧嘩を「惣渓戦 (早慶戦)」と呼ぶとか呼ばないとか。


(候補4)
 キョンの名前:高草木 森 (たかくさき しん)、妹の名前:高草木 林 (たかくさき りん)。

(説明)
 「森」というのは木が広範囲に生い茂っている意味に思われているが、本来は神が宿る木々、人里離れた神霊が住むところを示す。むしろ林の方が密林 (ジャングル) に使われるように木の密集を指す (典拠:呉智英著「言葉の常備薬」)。父親はそう説明して、神霊がかった壮大さ・高貴さに佐々木も感心した。

 苗字の最後に「木」があり、さらに名前に「森」と木が3つもあるので、「木が四本」から「キ・ヨンホン」→「キョンポン」と叔母がふざけて呼び、いつしか「キョンくん」になっていた。

 この論でいくと妹は「キ・サンボン」になるが、誰も言わなかったのでそのようなあだ名は生じなかった。妹の場合「リンちゃん」と呼んで何の不都合もないが、キョンの友人は、キョンたちが兄妹で「森林」になることを思い出すとつい笑ってしまうので、二人を本名で呼ぶことを避けている。

 古泉が所属する機関のメンバーである森 園生と名前がかぶるが、読みが違うので問題はない。


(候補5)
 キョンの名前:大安 况 (だいあん けいん)、妹の名前:大安 妹 (だいあん まい)。

(説明)
 苗字が「ダイアン」と洋風に聞こえるので下の名前も洋風にしたかったのと、もっと子供を作るつもりで「兄」という字を名前に入れたかった父親の思惑で、偏の「にすい」を「ン」、旁の「兄」を「ケイ」と読んで全体で「ケイン」と読ませた (壮大で高貴というのは佐々木の勝手な好印象)。

 「兄」は「キョウ」とも読めるので、叔母は「キョウン」とふざけ、それがいつのまにか「キョン」と言いやすく縮まって定着した。みくるを始めとするキョンの友人たちは、明らかな日本人であるキョンに対して洋風に「ダイアン」とか「ケイン」と呼ぶのに抵抗を感じたため、もっと言いやすい「キョン」というあだ名を常用するようになった。

 妹の名は「妹」そのもので、兄である况 (キョン) に対応して名づけられた。つまり原作中で妹は本名で呼ばれていたことになる (ルビがふってなかったので読者は妹がハルヒたちに「いもうとちゃん」と呼ばれていると勘違いするが、実は「マイちゃん」と呼ばれていた)。

 「編集長★一直線!」の中で鶴屋さんが『気の毒!少年Nの悲劇』という小説を書いて皆を笑わせたが、この少年Nの「N」とはケインの「ン」をイメージしたもので、実はキョンをモデルに書いた小説だった (キョンの「ン」かもしれない)。そんなことをキョンはまったく気づかず、一緒になって笑い転げていた。


(候補6) (10/14追記)
 キョンの名前:台之尊 聖人 (だいのそん たかひと)、妹の名前:台之尊 聖羅 (だいのそん せいら)。

(説明)
 キョンは「序章・夏」(「涼宮ハルヒの暴走」5ページ) によると夏休みに田舎へ帰省した際に「甥やら姪やら」に会っている。この甥やら姪やらが正しくキョンの甥と姪であるならば、キョンには兄か姉がいることになる。ストーリーには出てこないので、キョンの両親とは別に世帯を構えていると思われる。本来なら実家であるキョンの家にまず帰るはずであるが、キョンの祖父母のいる田舎 (川や海や山や草原があるので、文字通りの田舎なのだろう) に子どもがいるのであれば、根拠は乏しいが多分その田舎の方に嫁いだ姉なのだろう。

 キョンの妹がまだ小学5年生なのに甥や姪がいるというのも妙な気がするが、磯野家のカツオやワカメも小学生なのに甥 (タラちゃん) がいるのでありえないことではない。

 キョンが原作第1巻発表年の2003年頃に高校1年生で、姉が20歳過ぎくらいと考えると、姉が生まれたのは1980年代初め頃となる。キョンの父は、苗字が「台之尊」なので、「尊」の字に通じる高貴な意味の漢字を子どもの名前につけようと考えた。1980年代初め頃はちょうど松田聖子がアイドルとして人気を博していた頃で、そのためキョンの姉は聖子 (きよこ) と名づけられた。字は同じであるが、まったく同じというのも何なので、わざと読みを変えたのである。

 2003年に高校1年生ならば、キョンが生まれた年は1987年頃になる。キョンの父はキョンの名前にも「聖」の字をつけようと考えていたが、ちょうどその頃、「聖闘士星矢 (セイントセイヤ)」というマンガがはやっていた (1985年12月から週刊少年ジャンプで連載され1986年からTVアニメ化された)。そこで父親は、男の子が2人生まれたら長男を「聖人 (セイント)」、次男を「星矢」または「聖也」にしようと考えた (さすがに「聖闘士」という名前をつけるのはためらわれた)。そのためキョンは「聖人」と名づけられたが、漢字の読みは母親の反対があって結局「たかひと」に落ち着いた。

 「聖」という漢字は「耳」と「呈 (まっすぐに述べるの意味)」に分けられるため、父親はキョンに、「物事を正直に述べ、また、正直に述べられたことを聞き分けられるようになることを願って名づけた」と説明した。高貴な感じは多少あるが、壮大というのは佐々木の勝手な好印象だろう。

 次に生まれた子は女の子 (つまりキョンの妹) だったため、さすがに「セイヤ」とは名づけられなかった。妹は1992年頃の生まれとなるが、ちょうどその頃「美少女戦士セーラームーン」というアニメがはやっていた (第1シリーズは1992年3月から1993年2月まで放映された)。姉が当時このアニメに夢中であったこともあり、姉兄と同じく「聖」の字を使って、妹は「聖羅 (せいら)」と名づけられた。

 叔母は、キョンの姉の名前を「きよこ」と読むため、キョンの名前も「きよひと」と読むものと勘違いしていた。キョンが小学生の頃に自分の名を漢字で書いて叔母に見せたところ、字が下手だったため「人」が「ん」のようになってしまい、叔母に「これじゃあキヨヒトでなくキヨんだ」とからかわれた。その一言がもとになって「キョン」というあだ名が誕生した。

 みくるにとっては、苗字の「台之尊」は長くて呼びにくいし、皆が「キョン」と呼ぶのに自分だけ「タカヒトくん」と呼ぶのもキョンのことを特別視しているように思われかねないので、ハルヒの手前、皆と同様に「キョンくん」と呼ぶようにした。

 (…理由づけがだんだん難しくなってきたので、長い説明になってしまいました。このような、字が汚かったので「キョン」と読めたというパターンはまだまだあります。例えば「寿二 (としじ)」→「キョン」とか。しかし高貴で壮大な名前とは言い切れませんし、名前の由来もそうそう思いつきません。苗字や妹の名前との関連もひらめきません。)


(候補7) (10/18追記)
 キョンの名前:清水 恭順 (しみす よしゆき)、妹の名前:清水 美寿実 (しみす みすみ)。

(説明)
 苗字の「清水」は珍しくないが、「しみず」でなく「しみす」と読むのが珍しい。恭順の由来は「武備恭順」からきており、立場上意にそわない指示に従わなければならない (恭順) ことも人生にはあるが、時期をみて糾すことができるよう心中は戦いに備えておく (武備) という意味で名づけられた (「武備」は心中に隠しているので名前には出ていない。本来の「武備恭順」の意味とは少しニュアンスが異なる)。「武備恭順」は幕末の会津藩の態度として有名で、佐々木は由来ある名前だと感心したが、「壮大で高貴」というのはほめすぎだろう。

 「恭順」はいろいろな読み方ができるので叔母は混乱して正しい発音がおぼえられず、音読みの「きょうじゅん」から「きょうくん」と読んでいるうちに、いつのまにか「キョンくん」になっていた。あるいは氏名の別読み「きよみず きょうじゅん」から「キョンキョン」と呼び、いつのまにか「キョンくん」になったのかもしれない。

 名前の「順 (じゅん)」と苗字の「清水 (しみす)」は音が「ジョン・スミス」に似ており (実際キョンは自分の名前をもじってこの偽名を考えついた)、みくるはハルヒにキョンが「ジョン・スミス」であることを気づかせないために (ひょっとしたら朝比奈さん (大) の指示で) キョンの苗字も下の名前も呼ばなかった。

 妹の名前は「しみすみすみ」と舌を咬みそうになるのに加え、やはり「スミス」を連想させる危険が大なので、名前を呼ばないようにしていた。


(候補8) (10/18追記)
 キョンの名前:大久 斯苑 (だいく しおん)、妹の名前:大久 有沙 (だいく ありさ)。

(説明)
 「斯苑」という名前は斯界 (この世界、あるいは何かの権威のこと) をもじって「界」を「苑 (その)」に変え、何かの学芸の権威になれるよう精進してほしいという願いを込めてつけられた (父親談)。花の紫苑と音が同じなので優雅な印象を受け、佐々木が感心することになる。

 キョンは知らないが、本当はガンヲタの父親が「ダイク (ン)」という苗字から連想して「斯・苑 (し・あや=しゃあ)」と命名したのが真相。キョンには兄がいて (候補6の説明を参照) 嘉昂 (よしたか=かすばる) と名づけられ、次に女の子が生まれたら「有沙 (ありさ=ある [てい] しあ)」と名づけようと思っていたが、キョンが生まれてしまったのでやむなく変則的な (苗字にあわない) 名前にした。後年妹が生まれて、めでたく「有沙」と名づけられた (もうひとり女の子が生まれていたら、その子は「聖羅」と名づけられるところだった)。

 叔母は「斯苑」を「きおん」と誤って読み、それが「キョン」というあだ名のもとになった。

 「大久くん (だいくくん)」と呼ぶと「く」が重なって呼びにくいし、「だいく」と呼び捨てにするとそれを聞きつけた大工さんに怒られてしまうので、友人たちは「キョン」というあだ名を好んで使った。特に名前の「しおん」はハルヒには知られてならない偽名「ジョン」と音が似ているので、みくるは使わないよう注意していた。


(候補9) (2015/01/28追記)
 キョンの名前:右代宮 戦人 (うしろみや ばとら)、妹の名前:右代宮 縁寿 (うしろみや えんじぇ)。

(説明)
 PCゲーム「うみねこのなく頃に」の主人公およびその妹と同姓同名。当初は上に記したように冗談だったが、他の候補とあまりレベルが違わないので、正式に候補とすることにした。

 あだ名の由来は、昔キョンの字が下手で、「戦人」の「単」が「キ」に、「戈」が「オ」に、「人」が「ん」に見えて、「キオん」から「キョン」というあだ名を叔母 (右代宮楼座?) が付けた。「うしろみや」も「ばとら」も知らない人が聞いたら振り返りそうな名前で、口にするのが気恥ずかしく呼びにくい (壮大で高貴というのは佐々木の勝手な好印象)。「えんじぇ」も読みにくく、人の注目を引きやすい。みくるはその任務上、注目されるのは避けたいはずなので、2人を本名では呼ばなかった。


 …こうして自分の考えた候補を見てみると、単なるダジャレでとてもまじめに考えたとは思えませんね。また新しい候補を思いついたら追記します。
2008/10/08 今年の秋の深夜アニメ
 9月で「ストライクウィッチーズ」や「マクロスF」が終わり、10月からまた新しい深夜アニメがいくつか始まりました。原作を知らない作品がほとんどなので様子見で以下の作品を視聴することにしました。
  1. CLANNAD AFTER STORY:3月まで見ていたゲーム原作のTVアニメ「CLANNAD (クラナド)」の続きです。大阪では1週間遅れで今週から放映が始まります。安定した作品内容が期待できるので、安心して見れます。

     (12/31追記) 放映継続中。録画したビデオが見ないままたまっています。いつか一気に見る予定です。

     (2009/06/09追記) 全話視聴。さんざん泣かされた後でハッピーエンドになってよかったです。しかし私の流した涙は何だったんだ?…それにしても風子はいいですね。汐とともに心を和ませてくれます。それに杏ルートも視てみたいです。DVD最終巻にTV未放送話「もうひとつの世界 杏編」が収録されるそうで、今から楽しみです。

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    1: 芽衣

    2: 美佐枝

    3: 有紀寧

    4: 公子

    5: 杉坂、
    仁科りえ

    6: 渚

    7: 汐

    8: 汐と渚
    (杏編収録)

  2. とらドラ!ラノベ原作のラブコメディーで、コミックスも出ています。見た目はヤンキーだが実は家庭的な竜児と、小柄で可愛いらしいが凶暴な「手乗りタイガー」こと大河の奇妙な関係が描かれ、第1話を視た限りでは面白そうです。原作は電撃文庫でまもなく第9巻が出ます。

     (12/31追記) 放映継続中。王道のラブコメですね。時々崩れる大河の顔が可愛い♥

     (2009/03/26追記) 放映終了。最後の2話は急展開でした。最終回の大河の制服が可愛かった♥ (DVD第8巻のジャケットを参照♥) 原作の方も最終巻が出ました。

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    1
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    2
    実乃梨と大河

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    大河と北村

    4
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    5
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    大河と北村

    7
    亜美と大河

    8
    竜児と大河

  3. かんなぎコミック原作で、REX COMICSから第5巻まで出ています。"ケガレ" を素手でつかめる仁と、少女の姿で現れたご神木 (神様?) のナギのラブコメディー?のようです。神様にしては可愛いすぎます。これからどう展開していくか様子見です。

     (12/31追記) 全13話で第1期終了。当初の "ケガレ" を祓うという話はどこへやら、いつのまにかナギはただの変な女子高生になってしまって面白くなりました。個人的には「私服姿がOLにしか見えない」貴子部長が大好きです。ナギの「どっこい大豆 (もといハロー大豆) の歌」の堂々たる歌い方には心を打たれました♥

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    1: ナギ

    2: ざんげ

    3: つぐみ (と仁)

    4: つぐみほか

    5: 貴子ほか

    6: ナギ

    7: ナギと仁
    ←TV未放映エピソー
     ド (第14話) 追加

  4. とある魔術の禁書目録 (インデックス)ラノベ原作で、超能力のカリキュラムがある近未来の学園都市を舞台にした作品です (コミックスも出ています)。超能力はないけどなぜか異能の力 (超能力や魔術、ついでに神のご加護) を打ち消す能力を右手に有する当麻と、10万3000冊の魔道書を持つという謎の少女 "インデックス" が出会い、ふたりの周りで何やら超能力者や魔術師が騒動を起こすというストーリーのようです。シリアスな展開でしょうか?原作は電撃文庫から第16巻+αまで出ています。これも様子見。

     (12/31追記) 放映継続中。異能の力を打ち消す能力のことをイマジンブレイカーと呼ぶそうです。錬金術師の話はよくわからないところがありましたが、今放映途中のアクセラレータの話は面白いと思います。インデックスや姫神や御坂よりも小萌先生に萌え♥

     (2009/03/26追記) 放映終了。最後の数回は中短編のお話でした。10万3000冊の魔道書を持つインデックスは錬金術師の話以降あまり活躍せず、ただの居候と化していましたが、最後にちょっとだけそれらしいところを見せていました。キャラ的にはツンデレな御坂の方がおいしい役どころだったのでは。そのせいか、外伝「とある科学の超電磁砲 (レールガン)」が10月からアニメ化されるそうです♥ (2009/10/01の雑記で紹介します)。

     (2013/05/30追記) 2010年のTVアニメ「とある魔術の禁書目録II」は2010/10/17の雑記で、2013年に公開された「劇場版 とある魔術の禁書目録―エンデュミオンの奇蹟―」とTVアニメ第4期「とある科学の超電磁砲S」については2013/05/30の雑記で紹介します。

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  5. ヒャッコ:「Yahoo!コミック」内の無料マガジン「FlexComix ブラッド」に連載されているコミックが原作です。破天荒な虎子を始めとする高校生たちの日常を描いた物語で、とにかく変な女子生徒が多くて、絵柄よりもハチャメチャなストーリーで楽しませる作品です。原作はFlex Comixから第4巻までが出ています。

     (2009/01/04追記) 全13話で終了。きりのいい終わり方でしたが、第2期制作を希望します。原作コミックスは4巻まで買いました。

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 ほかにもいろいろやっているようですが、やっぱり時間がないのでとりあえずはこれだけ。原作を読んでいないものばかりですが、先に原作を読んでしまうと先の展開がわかってしまうので、当分はアニメに集中します。
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